岩手県初のプロ棋士 小山怜央さん祝賀会

岩手県初の将棋プロ棋士四段として4月1日にデビューする小山怜央さん(29)=釜石市出身=の記念祝賀会が26日、紫波町で開かれました。日本将棋連盟岩手県支部連合会が主催し、130人が参加しました。

小山さんは第54回しんぶん赤旗全国将棋大会(2017年)に岩手県代表で参加し、初優勝。2月に日本将棋連盟の棋士編入試験5番勝負を3勝1敗で合格、プロ棋士の資格(フリークラス所属)を得ました。棋士養成機関の「奨励会」を経ずにプロになるのは小山さんが初めてです。

小山さんは「フリークラスなので、順位戦参加を目標にする。研究を怠らずに対局に臨みたい」とあいさつ。地元からの応援が力になり、編入試験で頑張ることができたと感謝を述べました。

来賓としおて達増拓也知事、岩手日報の川村公司社長、日本将棋連盟の島朗九段らが祝辞を述べました。達増知事は「高校生の時に津波で被災した小山さんがプロ棋士をつかんだ歳月は、復興の歩みにもつながる」と語り、エールを送りました。

小山さんの師匠の北島忠雄七段が乾杯の音頭を取り、和やかに懇談。日本共産党の菅原則勝県委員長、斉藤信県議らも参加し、小山さんを祝いました。

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