一関市狐禅寺地区に新たなごみ焼却施設を建設する計画について、勝部修市長は21日の市議会全員協議会で、住民との間で「これ以上、建設に向けた合意形成の進展は困難だ」として、断念する考えを表明しました。

一関地区広域行政組合(管理者=一関市長)は、新ごみ焼却施設は狐禅寺地区に建設しないとの「覚書」を2000年12月に締結したのを無視し、新焼却施設を再び同地区へ建設すると14年3月に提案。反対する地域住民らは「狐禅寺の自然環境を守る会」を結成し、署名活動などに取り組んできました。

日本共産党一関市議団(4人)も、議会で「狐禅寺への建設に固執せず、住民の意思を尊重すべきだ」と撤回を要求してきました。党両磐地区委員会は5月、ごみ減量やリサイクル、焼却場の問題を考えるシンポジウムを開催。参加者からも、「焼却場建設は狐禅寺以外で」との声が多く出されていました。

藤野秋男市議団長は「一部賛成派と反対派の対立が4年間も続いているため、地元では深刻な亀裂が生じている。混乱を招いた市長はまず住民に謝罪し、建設地の検討を進めるべきだ」と話しています。