岩手1区 政策を聞く会 財源確保で違いクッキリ
衆院岩手1区予定候補に政策を聞く会(くらしを考えるネットワークいわて主催)が日に盛岡市で開かれました。日本共産党の吉田恭子、民主党、社民党の3候補が出席、自民党は欠席(アンケート回答のみ)しました。
消費税の10%増税について吉田氏は「8%増税で『増税不況』に陥っている。3党合意で決めた責任は重大だ。10%増税はきっぱりと中止すべきだ」と強調。「消費税に頼らなくても財源は確保できる」として、富裕層と大企業に応分の税負担を求め、内部留保の一部を使って国民の所得増で税収を増やす対案を示しました。
自民は「消費税財源はすべて社会保障に使う」と有権者を偽る回答をし、民主は「増税はせず、無駄を削る。国会議員の定数削減をする」とのべました。
原発に関して吉田氏は「国は即時ゼロを決断すべきだ。福島の事故が収束せず、多くの住民が避難を強いられているのに、再稼働は論外だ」と力説。民主は厳格な安全基準を満たせば再稼働を容認する姿勢を見せました。
震災復興で吉田氏は▽持ち家再建に向けた支援金の500万円への増額▽国による医療費や介護利用料の免除復活などを明確に主張しました。
最後の発言で吉田氏は「企業団体献金や政党助成金を一切受け取らない共産党を伸ばせば、政治は必ず変わります」と訴えました。