野党統一の横沢氏 県民の願いを結集して初当選

 安倍首相や菅官房長官が2回も入る大激戦となった岩手選挙区では、野党統一候補の横沢高徳氏(47)=新、無=が、自民党現職に逆転勝利し、初当選を果たしました。

午後11時すぎ「当選確実」が出ると、事務所に詰めかけた大勢の支持者から「うおー」と大歓声。割れるような拍手の中で横沢氏は「多くの県民の願いが結集し、勝利につながった。みなさんの声を必ず国会に届ける」と決意を述べました。

達増拓也知事、日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党の代表があいさつ。共産党の菅原則勝県委員長は「自民党と官邸からの攻撃を打ち破ったのは大事だ。岩手の野党共闘をさらに広げていこう」と語りました。

一関市から来た21歳の女子学生は「野党の議席を守れて、本当にうれしい。子どもが教育をうけやすい社会をつくってほしい」と期待を寄せました。

共産党は横沢氏当選へ全力をあげました。野党合同街頭演説は9日(志位委員長)に1000人、15日(穀田国対町)に300人で大成功。候補者の遊説先では党地方議員応援演説をしました。

共産党は、比例での躍進にも最大限の力を注ぎ、5万8737票(得票率10.38%)を獲得。2016年参院比例には及ばなかったものの、17衆院比例の5万3604票(同8.74%)を上回りました。

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