政府は核兵器禁止条約署名を 2市町議会で意見書可決
山田町議会は12日、日本政府が速やかに核兵器禁止条約に署名し、国会が批准することを求める意見書を、日本共産党の木村洋子議員を含む全会一致で可決しました。ヒバクシャ国際署名岩手の会が提出した請願の採択を受けたものです。
意見書は、122か国の賛成で禁止条約が採択された国連会議に「日本政府は核保有国と歩調を合わせ、参加しなかった」と批判。「核兵器が再び使われかねない危うい状態が続いている」なか、「核兵器の悲惨さを知る唯一の国の政府として、署名が開示される20日以降いち早く調印し、国会での批准を経て、条約が正式に発行することを強く要望する」としています。
これに先立つ8日、一関市議会も同趣旨の意見書を、共産党市議団(5人)を含む全会一致で可決しました。意見書は「いまこそ、核兵器の悲惨な体験を持った日本が条約締結の先頭に立つべきだ」と主張しています。