「岩手県知事選・県議選と沿岸市町議選の結果について」を発表しました

岩手県知事選・県議選と沿岸市町議選の結果について

2023年9月5日 日本共産党岩手県常任委員会

 

酷暑の中、選挙戦でご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、ご奮闘いただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに心からの感謝を申し上げます。

(1)

知事選挙は、「オール岩手」でたたかった達増拓也候補が336,502票(得票率59・18%)を獲得し、相手候補に10万票の大差をつけて勝利しました。この結果は、達増知事の実績と政策が評価され、「市民と野党の共同」に努力しつつ「オール岩手」の力が発揮されての勝利です。

県議会議員選挙では、盛岡区・斉藤信県議、一関区・高田一郎県議の議席を確保しましたが、得票数・得票率ともに伸ばし大健闘した奥州区・千田みつ子県議の議席は19票の僅差で失うことになりました。

また、同日投票となった沿岸の陸前高田市議選で3議席、釜石市議選1議席、山田町議選1議席で5人全員当選し勝利したことは、これまでの豊かな実績と政策への共感をひろげ、岸田政権の原発汚染水放出への審判が下った結果と言えます。

今回の選挙戦を「日本共産党の封じ込めをはかる大逆流との生きた攻防のプロセスのなかでとらえる」-「政治対決の弁証法」の視点でとらえるならば、全党の奮闘によって参院比例票から押し返す選挙結果となったと確信できるものです。

あらためてみなさんのご支援・ご協力に心から感謝を申しあげます。

(2)

知事選・県議選は、全国に誇れるオール岩手の達増県政を継続・発展させるのか、それとも自民党県政の復活で国の悪政を持ち込む県政を許すのかが問われました。

達増県政は、被災者の医療費の11年連続免除など全国に誇れる復興支援、保育料第2子から無料と在宅育児に月1万円助成など全国トップクラスの子育て支援、昨年度も今年度も物価高騰対策を全国に先駆けて推進してきました。この実績と「マニフェストプラス39」に盛り込んだ県立病院の充実、子育て支援のさらなる充実、パートナーシップ制度の推進などの公約をかかげてたたかい、多くの県民の支持を得ました。

原発汚染水放出、マイナンバーカード導入による健康保険証の廃止、大軍拡と大増税をすすめる岸田政権ノーの審判を下した選挙でもあり、今後の国政に大きな影響を与えるものとなりました。

同時に、市民と野党の共闘の源流である岩手県で、経済界も含む共同へとさらに新しいステージに発展させてたたかい、「オール沖縄」とともに「オール岩手」で政治を変える流れをつくる勝利となりました。

この選挙戦のなかで、日本共産党と「明るい会民主県政をつくる会」は、『くらし・子育て・復興 市町村との連携で大きく前進』『違いはっきりしました』の知事選ビラ、日本共産党は「物価高騰対策、子育て支援3つのゼロ、お年寄り安心して長生きできる社会」などの新いわて号外を発行し大いに論戦をリードしました。全県的な発行部数でもかつてないものとなり、知事選・県議選においてこれが決定打となったと言えます。

選挙の取り組みと教訓については、党内外のご意見をうかがいながら、検討・分析し、今後に生かしたいと思います。

(3)

県議会の議席は3議席から2議席となり、大変残念な結果となりました。しかし、達増県政のもと建設的与党としての日本共産党の役割はより一層重要となりました。今後、県民運動とむすんで、掲げた公約実現と達増県政の発展のために全力をあげるものです。

また、来る総選挙にむけて、「比例7万票、12%以上」めざしただちに奮闘する決意です。

以上

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