党奥州市議団が申し入れ 新市立病院建設と新型コロナ対策で
日本共産党奥州市議団(菅原明団長)は19日、小沢昌記市長に対して、新市立病院建設と新型コロナ対策に関する緊急の申し入れをしました。
菅原氏は、新市立病院建設では住民の意思を尊重し、まごころ病院、前沢診療所、衣川診療所の医療提供体制を維持してほしいと強調。「建設地は総合水沢病院の敷地内か隣接地に」と求めました。
菅原氏は、胆江地方で唯一分娩を受け入れてきた市内の産婦人科が3月末で停止することを決め、妊婦は北上市や一関市まで行かなければ出産できなくなると指摘。医師不足解消や産科・小児科等の医療体制の充実は急務だと述べました。
コロナ対策では、3回目のワクチン接種を円滑に進め、PCR検査をいつでも誰でも受けられるようにし、発熱外来の再構築も必要だと提起しました。
小沢市長は、深刻な医師・看護師不足のなかではあるが、市民の願いに応えられるような新市立病院をめざすと回答。県が実施しているPCR等無料検査は「市民に丁寧に説明する」と語りました。
申し入れには菅原氏のほか、及川善男、今野裕文、瀬川貞清、千葉敦の各市議、佐藤美雪市議予定候補が参加しました。