党県議団が第2次調査 震災に続き台風・・・被災業者「補助を」
日本共産党の斉藤信、高田一郎の両岩手県議は19日、台風10号豪雨災害で甚大な被害が発生した宮古市と久慈市の商工会議所を訪れ、事業者の被災状況や要望を聞きました。
宮古市の中小企業関係の被害額は127億円に上っています。宮古商工会議所の花坂康太郎会頭は「大震災・津波で被災した会員のうち、約7割が今回も被災した。もう一度立ち上がるのは本当に大変だ。大震災のときのような修繕費補助や復旧費補助の支援策を、今回も講じてほしい」と強調しました。
久慈市の中小企業関係の被害額は63億円で、中心商店街が大きな被害を受けました。久慈商工会議所の砂子勇専務理事は「会員の35%が被災した。商品や厨房設備など営業の根幹に関連する部分で多大な被害が出た。融資ではなく、直接的な補助がないと立ち直れない」と説明。収入が断たれるので、従業員を維持している事業者への補償も必要だとのべました。
斉藤氏は「まちづくり、地域活性化にかかわる重大問題だ。被災業者に直接的な補助がされるように求めていきたい」と話しました。
同市で被災したクリーニング店では「1階にあった機械は全部だめになった。2000万するものもある。融資ではない補助を」と要望を受けました。