宮古市で17日、体験集『戦争の時代を生きて』第2集の発行を記念した発表懇談会が開かれました。宮古・下閉伊地域の戦争を記録する会、宮古母親大会実行委員会が主催し、37人が参加しました。

体験集(地域の12人が寄稿)の朗読と証言で、戦時中に住民がどう暮らしていたのかを学びあいました。

▽兄の戦死の知らせがあったが、骨箱には形見の爪が入っているだけだった(92歳、女性)▽兄は2人とも戦死。空襲で家を失い、三度の食事もままならず、いつも空腹状態だった(86歳、男性)▽樺太(サハリン)から北海道への引き揚げ船に乗るときに、稚内行きを選択。小樽行きはソ連潜水艦の攻撃で沈没し、生死が分かれた(86歳、女性)―などの体験を紹介しました。

盛岡市の故・颯田松雄さんが書いた「日本軍は中国で何をしたかー加害者の戦争体験」の朗読もありました。

最後に「戦争の惨禍を記録して語り継ぎ、憲法9条を守ろう」と申し合わせました。体験集(800円)の問い合わせ先は0193(63)1346宮古民商・深沢口さん。