林業振興で防災と環境守る

参院議員 紙 智子

 東北と北海道で中間選挙が目白押しです。岩手県八幡平市議選では、山本栄さんの後を受け継ぐ斉藤たかおさん、高橋えつろうさんの応援に行き、米田さだおさんを含め、現有3議席を必ずと訴えました。

中心課題は人口減少の問題です。過疎化の進行が地域の衰退に拍車をかけています。これは八幡平市だけではなく、全国的な課題です。人口減への対応策、住みやすいまち、魅力あるまちづくりに奮闘する党議員団の役割の大きさを感じました。

基幹産業を支えるためには、市の森林の7割を抱える安代(あしろ)地域では、林業振興を図るために、再造林ができる原木価格を保障すること、広葉樹の植林を奨励し普及を図ること、既存の林業・作業道の整備などを掲げています。

いま国会には「森林経営管理法」という新しい法案が出されています。輸入自由化、市場原理にまかせて木材価格の底上げをしない林業政策の失敗を棚に上げ、大規模化、効率化を進める素材生産者を支援するという、とんでもない内容です。

規模は小さくても環境保全を図り、地域の防災の担い手となる林業者を国の責任で支援すべきです。官邸主導で押し付ける政策が多い中で、現実に山林を抱え、苦労されている現場の人たちが求める切実な要求を政策に反映させることが必要だと痛感しました。

(「しんぶん赤旗」2018年4月14日付 北海道・東北のページに掲載)