国民連合政府「提案」で懇談 達増知事と高橋議員
日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は7日、岩手県庁で達増拓也知事に会い、戦争法廃止の国民連合政府の「提案」について懇談しました。斉藤信県議団長が同席しました。
高橋議員は、達増知事が戦争法反対の意思を示し、県議会が全国に初めて戦争法廃止を求める意見書を可決したこと、岩手県知事選(9月・無投票)前の5党党首会談に触れ、「戦争法案反対の野党共闘のうねりは岩手発ですね」と述べました。
達増知事は「(戦争法強行という)あってはならないことが起きてしまった」と批判。同時に「SEALsや若い母親など世代を超えた運動が大きく広がった。国民がみずから変わってきたのだから、政治も変わる必要がある」と強調しました。
高橋議員がJNNの世論調査で「国民連合政府に期待する」が37%という結果が出たと話すと、達増知事も「自民党の支持率よりも高いですよね」と応じました。
高橋議員が「野党には様々な政策的違いはありますが、内閣不信任で一致できた」と話すと、達増知事は「国民の多数が反対しているのに通ってしまうのは民意と政権とにねじれがある状態だ。どうしても直さないといけない」と語りました。