日本共産党の高橋千鶴子議員は22日、化学物質過敏症(CS)に対する対応と患者への配慮を政府に求めました。CSは、微量の化学物質にも過敏に反応し、さまざまな症状で社会的活動を困難にします。政府は発症メカニズムが未解明だなどとして対応に背を向けてきました。

高橋氏は、専門外来を設置した国立病院機構盛岡病院に全国から患者が集まっており、貴重なデータを生かし、全容と実態の把握をと要求。厚生労働省は知見を集積したいと答えました。

高橋氏は「いわてCSの会」の患者アンケートで、外出できないとの回答が84%に上ったことを示し、災害時の「避難行動要支援者名簿」にCS患者も登録することや、避難所にトレーラーハウスを活用したクリーンルームを設置するよう提案。内閣府は名簿、クリーンルームとも積極的に対応するとしました。経済的に困窮するCS患者は「常時在宅せざるを得ない者」として生活保護の住宅扶助に1・3倍の冬期加算が認められ得ることも確認しました。

高橋氏は、CS患者の一元的な相談窓口設置を要求。山本公一環境相は「深刻な状況を認識した。関係省庁と連携し取り組んでいきたい」と応じました。