岩手県党会議で達増知事と3野党代表があいさつ
日本共産党岩手県委員会は12日、第27回党大会・第1回県党会議を開催しました。来賓として初めて達増拓也知事、民進党県連の畑浩治参与・第2区総支部長、自由党県連幹事長の佐々木順一県議、社民党県連合代表の小西和子県議が出席し、連帯のあいさつ。大きな拍手が起き、会場は熱気に包まれました。
達増知事は「共産党には、大震災津波や台風10号災害からの復興に多大な尽力をいただいている」と感謝。2年前の知事選では当時の5野党党首の応援を受けて無投票当選を勝ち取れたと語り、岩手を守り、岩手の力で日本を変えるために「共産党のみなさんも力を発揮してほしい」と期待を込めました。
畑氏は、共産党第27回大会で安住淳代表代行があいさつをしたように、「野党には違いもあるが、政策で一致して総選挙をたたかえば、国民の願いに応える政治に変えられる」と力説しました。佐々木氏は、共産党の主導的な役割で木戸口英司参院議員(自由党=野党統一)を国会へ送り出せたと強調。「『前衛』3月号でも小沢一郎代表がのべているが、今後も4野党で綿密に連携し、共通政策をつくっていく」と話しました。小西氏は「参院選で共産党の勢いはすごかった。各地で勉強させられた」と振り返りました。
あいさつ後、達増知事、3野党の代表は、菅原則勝県委員長、ふなやま由美衆院東北ブロック比例予定候補と壇上で手をつなぎ、参加者らとともに「団結がんばろう」と力強く唱和しました。
その後、菅原委員長が、「岩手県党の総合計画(案)」を提案。▽安倍政権打倒のたたかいや、大震災津波・台風10号被害からの復興▽野党連合政権をめざした総選挙、東京都議選、岩泉町議選、一関市議選、一戸町議選の勝利に向けた取り組み▽強大な党建設―を説明し、採択されました。
ふなやま氏は「達増知事と3野党代表のあいさつに感動し、野党共闘の源流は岩手だと確信した。総選挙でも野党共闘を実らせ、高橋千鶴子衆院議員とともに東北初の2議席獲得へ奮闘する」と決意をのべました。
討論では、地域での野党共闘の発展、第27回党大会参加者の報告と実践、「世代的継承」の課題―などの発言がありました。