市民要求実現の推進力、市政のチェック役の5人の盛岡市議団ーー演説会での庄子春治盛岡市議団長の訴え
8月11日の日本共産党演説会での庄子春治盛岡市議団長の訴えを紹介します(大要)。
5人の市議団の団長を仰せつかっております、庄子春治です。今度の盛岡市議選にあたります私たちの決意についてお話させていただきたいと思います。
戦争法案は市議選の大争点
今度の選挙の大争点になっているのが一つは戦争法案です。選挙が近づきまして、ある他の候補者の方が街頭演説で、「市議選は市政が課題になるのだから安保法案は関係ない」とこういうお話をされたと聞きました。その方は6月の盛岡市議会で私たちが提案した戦争法案反対の意見書に対して反対した方でありました。
戦争法ができたら、行かされるのは盛岡市民の子どもや孫たちです。盛岡市長も毎年、自衛隊に入隊する若者を激励しています。盛岡市自身が自衛隊の募集にも協力しています。そうやって募集した自衛隊員が盛岡市民の子や孫が、戦場に連れて行かれても関係ないというのでしょうか。もともと憲法順守義務というのが公務員にあります。その一端にある議員が、憲法を自分の都合で壊すこういう政治にものが言えなくて、どうして市民の代表と言えるのでしょうか。
そして有権者の意識はまったく別です。「市政の問題もあるけれど、戦争法は絶対止めてくれ」「戦争する国にだけは進まないでくれ」これが市民の大きな声です。
私は5月に自衛隊員の息子さんをもつお母さんのお話を紹介しました。その後も、「孫が自衛隊員で最近星が一つ増えた(階級が上がった)。喜んだらいいのか、それによって戦争に行くのが早まるのか」こういう不安の声を寄せてくださる、こういう状況です。
この戦争に対する不安と怒り、どうなるのかという気持ちが本当にみちみちているのですから、私たちは今度の選挙戦の第一の重大な争点だ、これを訴え抜いて勝ち抜きたい。平野氏が知事選を辞退したのは「仙台ショック」だったと思います。今度は「盛岡ショック」をつくって、5人必ずとって、引き続く県議選で斉藤信さんを含めて3議席をとって「盛岡ショック」「岩手ショック」つくって、戦争法案を廃案に追い込む選挙にしようではありませんか。
日本共産党盛岡市議団の値打ち
もう一つお訴えしたいのは5人の盛岡市議団の値打ちです。
何といっても住民要望の推進力だということです。低所得者の方々の医療費助成事業、盛岡で独自に実現いたしました。国保税の資格証明書の発行をやめさせて正規の保険証を発行させ、これを続けてまいりました。
子どもの医療費では、昨年から盛岡でも小学生の入院費まで、そして6月議会では来年から通院費まで拡大するという答弁がでてきました。
昨年の県民運動で7万人もの署名運動になって、県も動きはじめ、盛岡市も動き始めてあわててとりあげ始めている会派もありますが、住民運動としっかり結んで、毎回議会でとりあげ、問題点を明らかにして追及する、こういう形で前に進める日本共産党と、どっちが本当の推進力でしょうか。
同時に私たちは市政のチェック役です。盛岡市が小学校の自校方式の学校給食をセンター化したい。これに対し住民のみなさんと一緒になって運動して、完全撤回ではありませんけれども、全部共同化するという方針が変更させました。
ゴミ処理広域化問題でも2度答弁不能に追い込みました。いま、住民運動と一緒にこんな無謀な広域化計画はやめさせる、こういう役割を果たしているのが日本共産党の5人の市議団であります。
これまで谷藤市政のためこみ主義を厳しく批判し、どこに財源があるか、どこにゆがみがあるのか、このことを正面から追及することができるからこそ市政を動かすことができるのです。財源を示すこともできるのです。
みなさん、今度の市議選挙、少数激戦のたいへん厳しい選挙です。当選ラインが上がります。当選するためにも得票を伸ばさなくてはなりません。同時になんとしても戦争法案を廃案に追い込むためにも一人3000票、5人で1万5000票という目標を実現するために全力をあげます。皆様方の大きなご支援を心からお願い申し上げまして私のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。