志位委員長 盛岡、奥州、一関と縦断 県議選躍進を訴え

11885218_504194133076682_7254930090670310267_n 「日本の平和と未来がかかった選挙」 日本共産党の志位和夫委員長は29日、大激戦の岩手県議選(9月6日投票)の応援のため、県内3カ所を駆け巡り、盛岡区(定数10)の斉藤信、一関区(同5)の高田一郎=以上現=、奥州区(同5)の千田みつ子の各候補とともに「何としても勝利を」と訴え抜きました。

東日本大震災で未曾有の被害を受けた岩手県では、前回県議選で日本共産党が史上初の複数議席を獲得、今回はさらに3議席への躍進をめざしています。

各地で聴衆の熱い歓声と拍手に迎えられた志位氏はまず、「『戦争法案ストップ』、平和を願う1票を日本共産党に託してください」と呼びかけました。

志位氏は、安倍晋三首相が戦争法案は「国民の命を守る法案だ」と言い訳していることを批判。「国会論戦を通じて、法案の正体が、憲法9条を破壊し、『海外で戦争する国』をつくる戦争法案であることは明々白々となりました」と述べると、「その通り!」の声が響き渡りました。

ヒトいっぱい(小) 志位氏は第一に、米国が世界中で戦争に乗り出した際に、自衛隊が「戦闘地域」まで出て行って兵站を行い、クラスター爆弾や毒ガス兵器、はては核兵器まで法律上はなんでも運べるようになることを告発しました。

第2に、集団的自衛権行使に関し、首相が具体例奥州としてきた「邦人輸送の米艦防護」論が参院審議で崩れ去った事実も挙げながら、「うそデタラメの例しか挙げられないことは、裏を返せば、政府の裁量次第でなんでもで一関きるということです」と力説。米国が行った数限りない先制攻撃に日本政府は一度も「ノー」と言ったことがないと指摘し、「日本が米国にいわれるままに集団的自衛権を発動して海外での武力行使に乗り出す。ここに一番の現実的な危険があります」と訴えました。

志位氏は「くわえて大問題が発覚しました」と述べ、自衛隊統幕監部が戦争法案成立を前提に「(米軍と自衛隊の)軍軍間の調整所の設置」など恐るべき検討を極秘で行っていたことを告発。戦前・戦中の天皇の大権=統帥権の名で行われた軍部の暴走にふれ、「今後は米軍の大権=米軍の指揮下で自衛隊が暴走して、海外で武力行使しようとしている」と批判しました。

参院審議が77回も中断するなど、法案の答弁不能ぶりを指摘した志位氏は、岩手県議会が7月に全国で初めて「戦争法案の廃案を求める意見書」を採択した意義を強調。これに自公両党などは反対したとし、「自民、公明への1票は戦争への1票。共産党への1票は平和への1票。この票が伸びれば伸びるほど平和と憲法を守る確かな力となります」と訴えると、聴衆は割れるような拍手で応えました。

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