「盛岡南高の存続を」 「願う会」が岩手県教育長に要請 署名1万2580人分提出
「盛岡南高校の存続を願う会」(遠畑賢一会長)は13日、佐藤博県教育長に対し、県立高校再編計画後期計画案での同校と不来方高校の統合について、白紙撤回を求める嘆願書を、1万2580人分の署名とともに提出しました。日本共産党の斉藤信県議をはじめ5人の県議が同席しました。
遠畑会長は、盛岡ブロックの中学卒業予定者はほぼ横ばいで推移しており、統合すれば旧都南地区や矢巾・紫波地区の中学生の進路選択が極めて狭くなり、生徒の盛岡ブロック一極集中も解決しないと指摘。盛岡南高校は東北初の体育科を設置、不来方高校も文化系の特色ある学科を設置するなど、それぞれ違った特徴を持っており、統合の地元地区への不利益は大きいと訴えました。署名活動で寄せられた「盛岡南高校に通いたい」との中学生の声も紹介し、統合の白紙撤回を求めました。
佐藤教育長は「盛岡南高校に対する思いの強さを改めて感じた。生徒にとってよりよい教育環境をどう整備していくかという視点を重視しながら、検討を進めていきたい」と答えました。