安倍政治 継承させぬ 高橋衆院議員が盛岡で街頭演説
自民党総裁選の投票を前にした13日、日本共産党の高橋ちづ子衆院議員(比例東北)は、盛岡市の2カ所で、吉田恭子衆院岩手1区予定候補と街頭演説を行いました。
「早期の解散・総選挙なら受けて立つ」と決意を表明し、共産党の躍進、市民と野党の共闘勝利で安倍政治を終わらせようと呼びかけました。
高橋氏は、2度の消費税増税などで安倍首相が行き詰まって辞任したのに、後継の菅官房長官が将来の税率引き上げに触れたのは異常だと指摘。コロナ危機前から冷え込んでいた景気を回復するには消費税を5%に戻し、家計を支援すべきだと力説しました。
高橋氏はまた、コロナ危機後の日本が問われるなか、「ケアに手厚い社会」「学びを保障する社会」など党が「7つの提案」をしたと紹介。総選挙は提案を実現するチャンスでもあり、必ず勝たせてほしいと訴えました。
吉田氏は、コロナ危機で県内でも労働者の給料が減らされていると告発し、「人間らしく働けるルールの確立は急務だ」と強調しました。
演説を聞いた72歳の男性は「次期首相に安倍政治を継続されては困る。総選挙では共産党に大きく伸びてほしい」と話しました。