盛岡市が農家支援 10㌃あたり1000円補助
盛岡市は、米の価格下落に加え、生産資材、原油価格の高騰などで農家負担が増大し、米価下落を契機に米の作付け断念の農家が急増することが懸念されるとして、9月議会の補正に続き、支援策の第2弾「次期作支援金」を支給するため、12月定例市議会に補正予算を提案します。
追加支援は、「主食用米生産販売農家に対して10㌃当たり1000円を補助する」というもの。盛岡市内の対象農家は2318戸、対象面積は2659㌶です。
9月定例会の補正予算では、農協経由の出荷に対して60㌔あたり200円を補助することを決めていました。その補助額は昨年と同様の支援策でしたが、今年の下落幅は「ひとめぼれ」の概算金で2400円と、昨年の約3倍です。9月議会で共産党市議団が追加の支援策を求めたのに対し、「検討する」と答えていました。
11月に党市議団が農林部から検討状況を聞いた時、12月議会への提案は考えていないという意向だったため、このままでは米作りをやめる農家が出てくる、ぜひ追加対策をこれからでも検討してほしいと強く要望していました。
12月定例市議会では、党盛岡市議団の鈴木努議員が一般質問で、追加支援を要望。谷藤裕明市長が追加の支援策を検討中だと答えていました。