盛岡市でパートナーシップ制度 5月から開始
盛岡市は27日、性的少数者(LGBTQ+)や事実婚等のカップルを結婚に相当する関係と認める「盛岡市パートナーシップ・ファミリーシップ制度」を、5月1日から開始すると発表しました。
岩手県内の自治体での同制度の導入は一関市(昨年12月末)に次いで2番目です。
カップルに加え、希望する場合は互いの子や親も含めた家族関係(ファミリーシップ)も対象にすることができます(当人らの同意が必要)。
同制度に基づいてカップルが市に宣誓すると、▽市営住宅へ家族として入居できる▽病院等で家族としてパートナーの病状説明を受けられる、面会ができるーなどのサービスを夫婦や家族と同様に利用できる可能性が広がります。民間でのサービスの適用は各事業者の判断によるといいます。
市は今後、県や一関市と情報交換をしながら、連携や柔軟な運用について検討します。
日本共産党盛岡市議団は2017年3月議会で、同制度を導入した先進自治体を紹介していました。庄子春治団長は「市議会は21年9月に特別委員会を設置し、先進自治体の調査を進めてきました。市民の声と議会の取り組みを踏まえて、市が決断したことを評価したい」と話しています。