転居被災者の医療費免除 終了「影響ある」47% 盛岡市調査

大震災津波後に沿岸部から盛岡市へ転居した被災者に同市が実施したアンケートで、被災者の医療費や介護利用料の免除終了(2021年末)の影響を受けた人が47%に上ったことがわかりました。

調査は昨年10月7日から11月9日に実施。236世帯が回答を寄せました。

医療費等の免除終了の影響では「利用できなくなった」が6.5%、「利用回数が減った」が12.4%、「他の支出を減らして継続した」が27.9%となり、合計で46.8%に達しました。

心身の健康については、「時々調子が悪くなる」「やや調子が悪い」「とても調子が悪い」を合わせると72.5%が懸念を表明。近所(町内会、民生委員を含む)との交流が「ほとんどない」「全くない」という人は52%に及びました。

現在の困り事や心配事(複数回答可)に関しては、生活費・お金(62.1%)、心身の健康(53.4%)、医療費や介護利用料の免除終了(38.8%)、介護(20.4%)が目立ちました。

自由欄には、▽医療費免除の再開を。物価高騰で生活の楽しみがなくなった▽通院に使えるバスの本数を増やして▽盛岡に10年住んでもなじめないーなどの記述がありました。

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