オスプレイ参加の訓練中止を、党県委が知事に緊急要請
日本共産党岩手県委員会、同県議団は15日、達増拓也知事に対し、オスプレイ参加の日米共同訓練の中止を求める緊急の申し入れをしました。斉藤信、高田一郎、千田美津子の各県議、吉田恭子県副委員長が参加し、菊池哲(あきら)副知事が応対しました。
米軍再編による訓練移転の名のもとに実施されるオスプレイ参加の同訓練(12月4日~17日)では、岩手山演習場も訓練場所の一つになっています。
斉藤氏は、オスプレイが全国各地で危険な訓練を行って事故を起こし、県内でも奥州市等の上空で夜間の飛行訓練を繰り返していると指摘しました。
県が政府と米軍に▽事故多発のオスプレイが参加する同訓練の中止を迫る▽オスプレイによる国内外の事故発生の状況と原因を明らかにさせる▽県内上空の訓練の実態を把握する▽国内法無視の低空飛行訓練をなくすために日米地位協定の抜本的な見直しを求める―ことを要望しました。
菊池副知事は「趣旨は認識している。県民の安全を守るため、きょう東北防衛局へ要請した」と答えました。
斉藤氏は、沖縄の負担軽減ではなく「本土の沖縄化」が進んでおり、地方から繰り返し声を上げることが大事だと強調しました。