学校での感染対策強化を、党県委員会が教育長に要請
全国的に10代以下のコロナ感染が広がるなか、日本共産党岩手県委員会、県議団は2日、佐藤博県教育長に対し、学校でのコロナ感染対策の強化を求める13項目の申し入れをしました。斉藤信、高田一郎両県議、吉田恭子衆院岩手1区予定候補が参加しました。
県内も8月の児童生徒の新規感染者が81人で7月の倍以上になり、2日には二つの高校でのクラスターが発生している状況です。
斉藤氏は、2学期を迎えた学校でのコロナ感染防止策を強化し、児童生徒の健康と安全を守るのは緊急の課題だと指摘。教室でのエアロゾル(空気)感染防止へ、短時間での全換気と不織布マスクの着用を徹底してほしいと述べました。
陽性者が出た場合に学級・学年・全体でPCR検査をし、児童生徒や教職員向けの簡易検査を国の予算で実施させるべきだと強調。感染急拡大の際のオンライン授業の準備を進め、感染対策で児童生徒が登校を見合わせる時には文科省通知に限定せずに広く認めてほしいと要請しました。
佐藤教育長は、県が独自の緊急事態宣言を発令した下で、「学校には感染対策強化や部活動での注意点などを呼びかけてきた。さらに緊張感を持って取り組む」と答えました。