第6波急拡大へ保健所強化を 党県委員会が知事に緊急要請
日本共産党岩手県委員会、同県議団は24日、達増拓也知事に対し、コロナ第6波の急拡大から県民の命と暮らしを守る緊急申し入れをしました。菅原則勝委員長、斉藤信、高田一郎、千田美津子の各県議、吉田恭子副委員長が参加しました。
県内の10万人当たりの新規感染者数が23日に15・2人となり、県は独自の「緊急事態宣言」を発令。24日には同19・2人まで増えました。
菅原氏は、全国的な感染爆発のなか、県の緊急事態宣言は的確だったと評価しました。
斉藤氏は、感染急拡大の抑止に全力をあげながら、急拡大に対応する体制強化が必要な局面だと指摘。行政と県民が第6波急拡大への危機感を共有し、感染対策を徹底すべきだと強調しました。
東京都墨田区(第5波で定数の10倍の体制をつくり、重症・死亡をゼロに抑えた)を参考に「思い切った保健所体制の強化を」と提起。宿泊療養施設を県南にも設置し、3回目のワクチンの早期接種を促進させ、PCR等の検査体制を強めてほしいと求めました。
達増知事は、感染を最小限に抑える努力をしつつ、急拡大に備えて保健所体制の強化を検討したいと回答。3回目のワクチン接種の市町村への支援では、県として集団接種に取り組むと述べました。