日本共産党岩手県委員会は2日、達増拓也知事に対して、米空軍三沢基地のF16戦闘機による低空飛行訓練の中止を求める申し入れをしました。県議団(3人)、二戸市議団(2人)、伊勢純陸前高田市議が参加し、佐藤博総務部長らが応対しました。

動画分析と現地調査によれば、F16は二戸市浄法寺町の保育園上空や県企業局の高森高原風力発電所(一戸町)の風車の間を低空飛行しています。

斉藤信県議団長は、岩手では旧川井村(現宮古市、1988年)や釜石市(99年)の民家近くにF16が墜落する事故が起きていると強調。▽投稿サイトに掲載された動画を含めて飛行訓練の実態を調査し、公表する▽飛行訓練中止を米空軍と日本政府へ要請する▽飛行訓練と騒音被害を日常的に調査する体制を構築し、市町村と連携する▽日米地位協定の見直しを求める―ことを要望しました。

伊勢氏は現地での聞き取りで、「雷のような怖い音だった」(80代の女性)、「室内にいたが、戦闘機の音が聞こえた」(保育士)との証言を得たと紹介。「子どもへの影響が心配だ」と話しました。

佐藤総務部長は、達増知事が防衛省と東北防衛局、米軍三沢基地へ最低高度基準の厳守と危険な行為の禁止を求める要請文書を送付したと説明。「私も東北防衛局に直接申し入れに行く」と答えました。

米軍機の低空飛行訓練の中止を求める申し入れ(PDF)