観光業支援へ “県内旅行割” 感染対策条件に16日から

岩手県の達増拓也知事は9日の定例記者会見で、コロナ感染の抑制対策を条件に、需要が落ち込んでいる宿泊・観光業や土産物店を支援する「いわて旅応援プロジェクト」を行うと発表しました。

県民が県内で宿泊や日帰り旅行をした場合に宿泊代金などを割り引き(1人1泊当たり5000円、旅行商品代金の50%を上限)し、土産物店で使用できる2000円のクーポン券も配布します。

期間は4月16日~6月1日(5月31日宿泊分まで)。同事業費(36億5800万円)や「低所得ひとり親世帯給付金給付事業費」などのコロナ対応を盛り込んだ2021年度一般会計補正予算案(42億2700万円)を15日の臨時県議会へ提出。議決後、直ちに実施します。

コロナ感染を抑制する観点から割引事業への宿泊施設の参加条件を、チェックイン時の検温、旅行者の本人確認、浴場や飲食施設での3密対策の徹底、食事の際の3密回避などと設定。旅行者にも検温や体調不良時の外出自粛を呼びかけます。

日本共産党の斉藤信県議は「収入減の事業者への直接支援(1店舗40万円支給)に続き、県が宿泊・観光業の対策を速やかに予算化したことは評価できる」と話しています。

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