「いい介護の日」 介護制度改悪やめて 署名次々

 「いい介護の日」の11日、岩手社保協、いわての介護を良くする会は盛岡市で、新型コロナ対策の強化や介護保険制度の抜本改善を求める宣伝をしました。社保協の鈴木露通事務局長、介護事業所の職員などがマイクを握り、署名への協力を呼びかけました。

鈴木氏らは、コロナ禍の下で、医療や介護の現場で抱えていた脆弱(ぜいじゃく)性が浮き彫りになったと指摘。菅政権は「自助」の押し付けをやめ、介護に必要な財源を投入し、介護報酬の大幅引き上げ、介護労働者の賃金の抜本的改善、利用者負担の軽減を行うべきだと訴えました。

30分間で55人分の署名を集約。60代の女性は「親が介護施設を利用している。制度改悪はやめて」と話し、50歳の女性は「今後、私たちもお世話になると思うので」と語りました。

参加者から「菅首相はコロナ禍でも『まず自助』と言っている」と聞いた高齢の女性は「施設職員も介護する家族も大変だ。これ以上何をがんばれというのか」と怒りました。

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