「バイト減 ご飯減らしてた」 学生食料支援プロジェクト実行委員会が食料支援
労働組合や市民団体の有志と個人でつくる「学生食料支援プロジェクト実行委員会in岩手」は27日昼、滝沢市の盛岡大学で初の食料支援を行いました。
コロナ感染防止のために、今回は配布対象を一人暮らしの学生に限定し、事前の申し込みを呼びかけ、54人が登録しました。
引き渡し場所の同大学生協の店舗前には、開始直後から学生が相次いで訪れ、米や袋ラーメン、パスタ、ツナ缶などが入った袋と生理用品を受け取りました。同大学からはレトルトのおかゆが提供されました。
2年生の女子は「パンの製造のバイトが減り、収入が少なくなった。ご飯の量を控えている」と語り、2年生の男子は「この食料は本当にありがたい。大切に食べる」と感謝しました。
別の2年生の男子は「コロナが気になり、久慈市の実家に帰れないのがさびしい」と明かし、1年生の男子は「もし大学でコロナが出て、講義がオンラインになったら困る」と話しました。
食料支援を初めて知り、その場で申し込んで後日受け取る約束をした学生もいました。