「共謀罪」許さない、9団体が緊急学習会
「共謀罪」法案の閣議決定と国会提出が強行された21日夜、盛岡市で緊急学習会が開かれ、80人が参加しました。憲法改悪反対岩手県共同センター、岩手憲法会議、岩手県革新懇など9団体が主催。反対運動を大規模に展開し、「4度目の廃案に追い込む」との決議を採択しました。
講演で佐々木良博弁護士は、「共謀罪」は政府の方針に反する組織や個人を監視し、取り締まるための武器として利用するのが目的だと警告。現代版の治安維持法を許してはならないと訴えました。
出版労連・出版研究室の前田能成(よしなり)主任研究員は、同日朝の首相官邸前緊急行動に参加してから、駆けつけたと報告。憲法で保障された表現活動の自由を脅かす「共謀罪」を阻止するために、「メディアの中でも声を上げ続ける」と決意をのべました。
悪天候でデモ行進が中止になるなか、参加者らは会場でプラカードを掲げ、「『共謀罪』の新設反対」と元気に唱和しました。