「大学で生理用品配布してほしい」食料支援で要望
学生を対象にした食料支援と実態調査をする「ほっとまんぷくプロジェクト岩手」が6月28日に、盛岡市の岩手大学近くの会場で開かれました。日本民主青年同盟岩手県委員会などでつくる同実行委員会が主催し、81人の学生が訪れました。
開催は4、5月に続いて3回目です。食料品や日用品を受け取った学生からは、「コロナでバイトのシフトが減った」「コロナの影響で親や家族の収入が減り、仕送りが厳しくなった」との深刻な声が寄せられました。
今回は、盛岡市が行う生理用品の無料配布事業を請け負っている「もりおか女性センター」も協力。職員らが女子学生に生理用品を配りました。
生理用品を手にした女子学生からは、「ドラッグストアの店員が男性だと気まずいし、普通に買うと高いので助かる。トイレの個室に置いてもらえれば、使うと思う」「大学の構内でも無料配布してほしい」などの要望が出されました。
植田眞弘同センター長は、「(学生に生理用品の無料配布を知ってもらう)いい機会になったので感謝したい」と話していました。