紫波町で16日、「小中一貫校とは?いままでの小学校・中学校との違い」と題した学習会が開かれました。紫波町の学校統合を考える会(菅野宗二代表)が主催し、町民70人が参加しました。

町は2月末に突然、紫波2中学区の5小学校と紫波3中学区の3小学校をそれぞれ1校に統合し、小中一貫校とする「町学校再編整備基本計画(素案)」を発表。5月中に町内11地区で説明会を行いましたが、参加者からは「地域に相談なしに町当局が統合案を出すのか」「なぜ小中一貫校なのか」「小規模でも地域の学校を残せないのか」などの疑問が続出しました。

学習会で講演した和光大学の山本由美教授は「小中一貫校は教育的効果について検証されておらず、学校統合の推進と一体に計画されることが多い」と指摘。子どもの教育にとって小規模でも地域の学校は重要であり、「学校統合は何よりも保護者や地域住民の合意が大切だ。行政の強行は禍根を残し、地域の衰退につながる」と強調しました。

参加者からは「『地域の学校を残そう』と声をあげよう」などの発言があいつぎ、考える会は町教育委員会に対する質問や要望の提出を検討しています。