「私学への助成もっと」 私学助成をすすめる岩手の会が知事に要請

 私学助成をすすめる岩手の会(土屋直人会長)は7日、達増拓也知事への「私の一言」を書いた1万7311枚のはがきを添え、私学助成の拡充を求める要請を行いました。私立高校教員やPTA役員ら19人が参加し、白水伸英・政策地域部長らが応対しました。

山本茂樹事務局長が▽私立学校への運営費補助の増額▽国の就学支援金制度に上乗せする、県の私立高校等授業料免除補助の拡充▽私立学校の校舎等の建て替えに対する補助制度の新設ーなど5項目を要望しました。

教員からは、「国の就学支援金制度が実施されているもとでも、学費を払えずに除籍された生徒が最近いた」「授業料未払いの生徒たちに出校停止の文書を出す事態が、毎月起きている」との実態が紹介されました。

PTA役員からも、「経済的理由で生徒が中退に追い込まれるのは、おかしい。県は少子化対策の観点で補助を拡充してほしい」との訴えがありました。

教員や校長からは、「生徒数が減少し、高校の資金だけで老朽校舎を立て替えるのは難しい」と支援を求める声も相次ぎました。

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