「精神的負担ある」9割、「人手不足感じる」8割 岩手医労連が看護師アンケート
岩手医労連はこのほど、新型コロナ感染症の患者に対応する看護師を対象とした緊急アンケートの結果を発表しました。1月18日~30日に実施し、262人(15病棟)から回答を得ました。
感染拡大が収束しないなか、精神的負担について「大いにある」「ある程度ある」と答えたのは計86.2%に達し、身体的負担でも「大いにある」「ある程度ある」が計66.4%に及びました。
金銭的不満が「大いにある」「ある程度ある」のは計45.9%で、配置人員が「大いに不足」「ある程度不足」と感じている人は計78.7%でした。
コメント欄には▽家族へ負担をかけたくなく、退職も考えた▽知人に「医療従事者だから近づけない」と言われ、つらい▽不眠や腰痛▽ホテル暮らしの時は自己負担が多く、駐車場代の節約に徒歩通勤▽コロナ対応で患者のケア時間が以前よりも倍かかるーなどの声が寄せられました。
五十嵐久美子書記長は「看護師の深刻な実態が改めて浮き彫りになった。負担軽減には大幅増員と定期的なPCR検査の実施が必要だ」と話しています。