「集団的自衛権」戦争への道 「建国記念の日」を考える県民のつどい

15年建国記念の日集い盛岡市で11日、「建国記念の日」を考える県民の集いが開かれ、会場からあふれる160人が参加しました。佐々木良博弁護士が、「『動物会議』(エーリヒ・ケストナー)に学ぶ―安倍政権の暴走を検証する」と題して、講演しました。

佐々木氏は、ヒトラー・ナチスに抵抗し続けた児童文学者のケストナーの『動物会議』(1949年出版)で動物たちは、悲惨な戦争を繰り返さないために「軍隊、銃砲、爆弾はすべてなくす」などの「五つの要求」を人間たちに突きつけたと紹介。世界の歴史を見ても、軍隊を持ち、軍備を増強し、集団的自衛権を行使できる国になることは、近隣諸国との緊張を激化させ、戦争に巻き込まれる危険性を飛躍的に高めると警告しました。

佐藤洸(ひろし)氏=元特攻隊員、盛岡市在住=が、戦争体験を語りました。

集いでは、▽「戦争する国づくり」や憲法改悪に反対する▽植民地支配と侵略戦争を否定する「年談話」を許さない―ことなどを求めるアピールを、採択しました。

教科書・靖国神社問題岩手県市民ネットワーク、岩手県歴史教育者協議会、岩手憲法会議、いわて労連、岩手県革新懇の5団体が、主催しました。

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