「9条は確かに大事」 憲法共同センター宣伝に反響
ロシアのプーチン大統領が対ドイツ戦勝記念日(9日)の演説でウクライナ侵略を正当化するなか、憲法改悪反対岩手県共同センターは5月10日、盛岡市で定例宣伝に取り組みました。金野耕治事務局長らがマイクを握り、「憲法改悪を許さない全国署名」への協力を呼びかけました。
金野氏らはロシアの蛮行を糾弾し、「戦争中止の国際世論でプーチン政権を包囲するために、憲法9条を持つ日本は平和外交を進めるべきだ」と強調。危機に乗じて自民党や日本維新の会などが狙っている9条改憲を阻止しようと訴えました。
署名をした74歳の女性は「日本が9条を変えて海外で戦争をすれば、ロシアのように多くの人命を奪うことになる」と顔を曇らせ、69歳の男性は「自民党政権はアメリカに追従してばかりで、独自の外交方針がない」と語気を強めました。
32歳の女性は「『戦争ではなく話し合いで解決を』という9条は確かに大事ですよね」とうなずきました。