いわて労連など4団体 コロナ電話相談 不安次々

いわて労連など4団体は12日、盛岡市でコロナ感染急拡大から命と暮らしを守る「なんでも電話相談会」を開き、42件の相談に応えました。

電話した50代の男性=塾講師=は「生徒数が減り、給料が削られて暮らせない。社協の緊急小口資金はもう15万円借りた。どうしたらいいか」と話しました。

相談員は「休業支援金・給付金の対象になるのでは」と語り、地域の労働相談センターの電話を教えました。

一人暮らしで難病の女性(54)は「仕事ができなくなり、緊急小口資金を再度借りようとしたが、『就労してないから』と断られた。生活保護を受けたい」と泣きながら訴えました。

相談員は、女性の不安な気持ちに寄り添いながら「地域の生健会と一緒に生活保護の申請を」と助言しました。

露天商を夫婦で営んでいた60代の女性は「祭りの中止で昨年から仕事がない。夫が入院し、医療費が月12万円もかかる。持続化給付金などはもらっているが、あらたな支援制度があれば知りたい」と語り、地域の相談先を確認していました。

いわて労連の中村健事務局長は「生活困窮が深刻化している。今後も政府に支援の拡充を求める声をあげていく」と話しています。

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