いわて女性・九条の会、自衛隊を明記させない、青井氏が講演
いわて女性・九条の会は2日、盛岡市で結成周年記念講演会を開きました。青井未帆氏(学習院大学教授・立憲デモクラシーの会)が講演し、予想を上回る140人が参加しました。
主催者あいさつで伊藤慶子事務局長は「安倍首相は都議選で惨敗しても改憲をあきらめず、軍事費も増やし続けている。憲法9条に自衛隊を書き込む狙いを見破り、阻止する運動を広げよう」と訴えました。
青井氏は、北朝鮮の弾道ミサイル発射で日本政府やマスコミは危機をあおっているが、冷静な議論が必要だと指摘。日本からの先制攻撃は国際法違反であり、「殺さない、殺させない」が憲法9条の出発点だったことを忘れてはいけないと強調しました。
憲法9条に自衛隊が明記されてしまえば、その後には「戦争できる国」への、さらなる改悪が待っていると警告。市民が連帯し、自民党改憲案の国会発議をやめさせようと語りました。
参加者からは「安倍改憲と『教育勅語』との関係は」などの質問が出され、青井氏がていねいに答えました。