岩手県央ブロックごみ処理広域化計画の問題を考えるシンポジウムが15日、盛岡市で開かれ、予想を超える160人が参加しました。盛岡市クリーンセンター周辺の住民で組織する「ごみ処理広域化計画の撤回を求める会」、盛岡革新懇、日本共産党盛岡市議団が主催しました。

同計画は8市町のごみ焼却施設を盛岡市の1カ所に集約し、日量500トンも焼却するものです。市は3月、有力と見られる現クリーンセンターを含め、施設整備の候補地として3カ所を選定。2017年度中には1カ所に決定する構えです。

シンポでは市の担当者が同計画を説明した後、3人が発言しました。岩手大学元教授の佐藤信安氏は、現クリーンセンター設置時に市が地域住民と交わした「覚書」は計画段階での住民協議や施設の分散型立地を明記したと強調。これを破れば今後の住民合意は難しくなると語りました。

小中学生3人の母親の舘澤みゆき氏は、焼却場近くの小学校では喘息の罹患率が高く、「ごみ焼却の集中は子どもの健康に影響するのでは」と懸念を表明。共産党の庄子春治市議団長は、全国には行政がごみの分別を徹底して減量・資源化に成功した例があると紹介し、「広域化でごみ減量は進まない」と指摘しました。

参加者からも、広域化反対と「覚書」順守の声が出されました。