ごみ処理広域化撤回を 住民が盛岡市長に要請
盛岡市クリーンセンター周辺の住民で組織する、ごみ処理広域化計画の撤回を求める会は4月21日、谷藤裕明市長に対して、2150人分の署名を添え、計画の中止を要請しました。日本共産党の鈴木礼子、髙橋和夫市議が同席しました。
計画では8市町のごみ焼却施設を盛岡市内の1カ所に集約し、日量500トン焼却。市は施設整備用地を選定中ですが、現センターが有力な候補地に想定されています。
しかし、現クリーンセンター建設時に市は松園地区や上米内地区の住民と、施設更新の際には分散型立地が原則との「覚書」を交わしています。
佐藤信安代表は、計画はごみ減量・資源化に逆行し、特定地域に環境負荷をかけると批判。計画を撤回し、現センター建設時の住民との「覚書」(施設更新の際には分散型立地が原則)を守り、用地選定対象から現センターを除くべきだと迫りました。参加者から「覚書を他の7市町に説明し、再協議を」「ごみの焼却が今後も続くと(排出される有害物質への不安から)住民が困る」などの声が相次ぎました。
谷藤市長は「住民の意見を聞きつつ、計画は予定通り進める」と従来の態度に終始しました。