ごみ焼却施設候補地撤回を 4団体が盛岡市長に要請
盛岡広域8市町のごみを盛岡市内1カ所で処理する新ごみ焼却施設の建設候補地に盛岡インターチェンジ付近が3月24日に選ばれた問題で、市内の住民4団体は21日、県央ブロックごみ処理広域化推進協議会の谷藤裕明会長・盛岡市長に撤回を要請しました。
県央ブロックごみ処理広域化計画の撤回を求める会(佐藤信安、熊谷眞夫の両代表)など、これまで候補地にあげられていた4地域の団体から10人が参加。藤尾善一副市長が応対しました。
候補地選定の根拠とされた地元の地域活動推進協議会からの「要望書」は、同理事会が住民との議論を重ねずに決めたものです。
熊谷氏らは、4団体が候補地の住民と対話するなかで、「要望書が出されたのは知らなかった」「こんな勝手なことは許されない」など怒りの声が広がっていると紹介。今回の候補地選定の経過は極めて非民主的で、断じて認めるわけにはいかないと批判しました。
藤尾副市長が明確な回答を避けたため、参加者からは「要請に対する具体的な答えを市民に返してほしい」との指摘がありました。