さようなら原発岩手県集会 女川再稼働許さない

 津波と福島原発事故から10年を前に、「さようなら原発岩手県集会」が7日、盛岡市で開かれました。44団体で構成する実行委員会が主催し、110人が参加しました。
オンラインで講演した「パワーシフト・キャンペーン」事務局の吉田明子氏は、大震災後、東日本では原発が全く動かなかったが、再生可能エネルギーの普及などで電力は足りていると指摘。国の第6次エネルギー基本計画(2021年予定)を議論する委員のほとんどが原発推進派で、福島原発事故の被害を過小評価し、再生エネ普及前の古いデータで発電コストを検証していると批判しました。
女川原発再稼働に反対する「みやぎ女性議員有志の会」の阿部美紀子女川町議も報告。放射性廃棄物の処分方法をあいまいにしたまま、「まちの活性化」を口実に再稼働が狙われていると述べました。
集会では、「女川原発2号機の再稼働は岩手の住民にも他人事ではなく、絶対に許せない」「政府はすべての原発からの早期撤退を決断せよ」とのアピールを採択。集会後、参加者は市内を行進して訴えました。

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