さようなら原発集会、福島切り捨て許すな

 東日本大震災津波と福島原発事故から6年を前にした日、盛岡市で「さようなら原発 岩手県集会2017」が開かれました。同実行委員会(県内団体で構成)が主催し、450人が参加しました。

「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟弁護団事務局長の、馬奈木厳太郎(まなぎ・いずたろう)弁護士が講演しました。

馬奈木氏は、国や東電は加害者でありながら、勝手に被害者を選別し、多様な被害の解決を金銭の話に矮小化してきたと指摘。一方的な避難指示解除、自主避難者への住宅無償提供の打ち切りなど、国が福島切り捨て政治を続けるのは許せないと批判しました。

裁判で最も訴えたいのは、「人の命や健康よりも大企業の経済活動を最優先するのは、やめよう」ということだと説明。泣き寝入りしないと決意した被害者らが「主権者としての尊厳をかけて裁判をたたかっている」と強調し、公正な判決を求める署名(7月末締め切り)への協力を呼びかけました。

参加者らは、「原発再稼働に突き進む現政権に国民の未来は託せない」とのアピールを採択。集会後、繁華街を行進しながら「福島の事故は終わってないぞ」と唱和しました。

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