インボイス廃止へ頑張ろう 岩手県各界連が緊急宣伝
消費税のインボイス(適格請求書)制度が強行された10月1日、消費税廃止岩手県各界連絡会が盛岡市で緊急宣伝を行い、20人が参加し、国道4号沿いに「増税もう無理」などのプラスターをずらりと並べて、アピールしました。
マイクを握った岩商連の関沢淨会長は、インボイス実施で小規模事業者やフリーランスに新たな税負担が押し付けられると批判。54万人分のオンライン署名など全国で怒りの声が急速に広がっており、「廃止にさせるまで頑張ろう」と力を込めました。
日本共産党の吉田恭子衆院東北比例予定候補は「多くの免税事業者がインボイス登録をするか、消費税相当分の値引きをするかの選択を迫られる」と指摘。物価高騰で今月から食料品が4500品目以上も値上がりする中、「力を合わせてインボイス中止、消費税5%減税を実現させよう」と呼びかけました。
参加した建築板金業の男性(73)は「消費税を支払うと経営が厳しくなるので、インボイスには登録しなかった。私は何とかしのいでいくつもりだが、(先の長い)若い個人事業者は大変だろう」と話していました。