オスプレイ 飛行訓練中止迫れ 達増知事に3団体要請
憲法改悪反対岩手県共同センター、岩手県革新懇、岩手県平和委員会は9日、達増拓也知事に対して、岩手山演習場(滝沢市と八幡平市)などでの日米共同訓練(4~17日)へのオスプレイ参加の中止を求める緊急要請を行いました。
3団体の代表らが県庁を訪れ、戸舘弘幸復興防災部長が応対。日本共産党の斉藤信県議が同席しました。
県内では、雫石町の上空で激しい低空飛行訓練を繰り返していたオスプレイの動画(4日午前)が投稿されるなど、県民からの目撃情報が増えています。
共同センターの金野耕治事務局長は、事故を起こす危険性が極めて高いオスプレイが爆音を響かせて飛び回るのは、到底許されないと指摘。米軍F16戦闘機が青森県深浦町へタンクを投棄した事故(11月30日)は、岩手県民にも衝撃を与えていると述べました。
その上で、▽今回の日米共同訓練は憲法9条の理念に反する大掛かりな戦争訓練であり、中止を求める▽県の要請や県民感情を無視したオスプレイ飛行訓練の中止を迫るーことを国に働きかけてほしいと強調しました。
戸舘部長は、11月15日に東北防衛局へ訓練内容や安全性の説明を求め、6日にも要請したと答えました。