オスプレイ飛行目撃、日米共同訓練以降に急増、「怖い」と住民

自宅の外で「オスプレイが南へ飛ぶのを目撃した」と話す佐々木さん=10日昼、雫石町西根

岩手山演習場(岩手県滝沢市と八幡平市)などを使った日米共同訓練(4~17日)が実施されて以降、岩手県ではオスプレイの低空飛行訓練の目撃情報が急増しています。

小岩井農場に近い雫石町長山極楽野(ごくらくの)では4日午前10時20分過ぎ、上空で激しい飛行訓練を繰り返すオスプレイ2機が目撃されました。住民が動画に撮って、SNSへ投稿しました。

雫石町西根に住む佐々木昌広さん(60)も、自宅にいた4日午前8時26分ころと、同午前10時台に航空機の轟音(ごうおん)を聞きました。その時はすぐ外へ出られず、機体を確認できませんでした。

同日夜また、「ゴオン、ゴオン」という音が2回鳴り、気になった佐々木さんは極楽野の人の動画を探して視聴。「あれはオスプレイの飛行訓練だったのか」と確信しました。

佐々木さんは「たぶん、また飛んでくる」と警戒し、10日午前9時25分ころ家で爆音を聞くと、すぐ外へ出て撮影。オスプレイ2機が南へ向かっている姿をとらえました。

低空飛行訓練を繰り返すオスプレイ=4日午前10時42分ごろ、雫石町長山極楽野(住民が撮影した動画から)

この情報を知った岩手県平和委員会のメンバーは同日昼、雫石町へ急行。佐々木さんから詳しい状況を聞き取り、極楽野に住む知人らを訪問しました。

家の離れで食事をしていた68歳の女性は「確かに、きょう9時半くらいに爆音を聞きました」と証言。米軍F16戦闘機が青森県深浦町に燃料タンクを投棄した事故(11月30日)も知っており、「オスプレイが飛ぶのは怖い」と顔を曇らせました。

岩手県はホームページ(東北防衛局からの連絡を受けて10日午前に更新)で、9日午後1時10分から40分ころ岩手山演習場でオスプレイ2機が離着陸をしたと発表。県によると同演習場での離着陸確認は8日に続いて2回目です。県は、オスプレイが10日も同演習場へ飛来する(機体数やルートは不明)予告もしていました。

直ちに中止を

佐々木さんや極楽野の女性の証言は、10日午前9時台にオスプレイが飛行した事実を裏づけています。

日本共産党岩手県委員会には紫波町、軽米町、一関市などからもオスプレイの目撃情報が寄せられています。

県平和委員会の菅野宗二副会長は「住民が日常生活を送っている上空で、オスプレイが飛行訓練を続けるのは許せない。日米共同訓練は直ちに中止を」と話しています。

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