ガザへの攻撃やめろ 国民大運動実行委員会が決起集会
盛岡市で3日、「改憲・軍拡より、大幅賃上げ・社会保障拡充を!」を掲げた決起集会が開かれました。国民大運動県実行委員会、県社会保障推進協議会が主催し、オンライン併用で80人余が参加しました。
同実行委員会の中野るみ子代表は、岸田政権はガザの人道的休戦を求める国連決議に棄権し、大軍拡と9条改憲に固執していると批判。コストカット経済を反省せず、大幅賃上げの具体策も示さない自民党政治を変えようと呼びかけました。
講演で唐鎌直義・佐久大学特任教授は、日本の社会保障は欧米に比べて大きく立ち遅れており、削減から拡充への転換をめざす「異次元のたたかい」が必要だと指摘しました。
各団体から「弱者に増税を押し付けるインボイスは廃止を」(岩商連)、「食料自給率の向上を政府の法的義務に」(県農民連)などの発言がありました。
来賓あいさつで日本共産党の吉田恭子衆院東北比例予定候補は「憲法9条を持つ日本こそ、ガザの人道的休戦をめざす外交を進めるべきだ」と強調。達増拓也知事からのメッセージが紹介されました。集会後、参加者らは「ガザへの攻撃をやめろ」「岸田政権は退陣を」と声を響かせ、市内をデモ行進しました。