ヒロシマデー集会、県内26カ所で視聴、声上げる大切さ実感

盛岡市会場
原水爆禁止2021年世界大会ヒロシマデー集会(オンライン)の視聴会が6日、岩手県内の26カ所で開かれました。個人宅での視聴も含めて250人以上が参加しました。
盛岡市会場の公民館では、感染対策を取って45人が参加。被爆者の訴え、各国政府や国際団体からの発言、日本共産党の笠井亮衆院議員と大学生や高校生の対話などに熱心に耳を傾け、拍手を送りました。
世界大会に初参加の男性(29)はノートにびっしりメモを取りました。「日本政府には核兵器禁止条約を批准する気がなく、残念だ。菅首相は広島市主催の平和記念式典でのあいさつでも大事な部分を読み飛ばした」と話し、禁止条約を批准できる政権実現の重要性を感じていました。

盛岡市会場であいさつする県被団協・三田会長
参加者からは、「海外の人たちが日本の禁止条約批准に期待していることが印象的だった」「被爆者の思いに心を寄せ、あきらめず声を出していく大切さを実感した」との感想文が寄せられました。
視聴会に先立って、県被団協の三田健二郎会長(84)、県原水協の斉藤信代表理事(県議)があいさつ。三田氏は「日本政府が禁止条約を批准し、世界に働きかけるようになるまで強く要請したい」と決意を述べました。

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