メーデー意気高く 解雇ストップ 命を守れ
人間らしく働く8時間労働制を求めて、労働者が団結と連帯を広げるメーデーが1日、県内各地で取り組まれました。コロナ禍で利益最優先に突き進む財界・大企業の身勝手に歯止めをかけ、命も脅かす解雇や雇止め、賃金カットをやめさせ、労働者の願いを実現する政治に転換しようと、集会やデモ、スタンディングと意気高くくり広げました。
盛岡市の岩手公園広場では岩手県中央集会が開かれ、コロナ感染対策をとって300人が参加しました。
金野耕治実行委員長は、感染抑止にはPCR検査の抜本的な拡充とワクチン接種、医療機関への減収てん、労働者の雇用確保や中小業者の営業支援が急務だと指摘しました。
被災地には継続的な支援が必要であり、原発汚染水の海洋放出決定は許せないと強調。総選挙では市民と野党の共闘勝利で菅政権を退陣させ、憲法を生かした政治を実現しようと呼びかけました。
達増拓也知事(メッセージを代読)、横沢高徳参院議員(野党統一)、日本共産党の吉田恭子衆院岩手1区予定候補が来賓あいさつ。横沢氏は「コロナ感染拡大を繰り返す国に現場の声を突きつけよう」と述べ、吉田氏は「4月の食料支援には大勢の学生が訪れた。野党連合政権を樹立してコロナ禍を乗り越え、希望の持てる社会をつくろう」と訴えました。
共産党の高橋ちづ子衆院議員、木戸口英司参院議員(野党統一)から連帯メッセージが寄せられました。
集会後、「看護師の五輪派遣は困ります」などのプラカードを掲げた参加者らは繁華街をデモ行進。3カ所でスタンディング宣伝にも取り組みました。