全労連最賃キャラバン、1500円以上の引き上げ切実
全労連北海道・東北ブロックの最低賃金引き上げキャラバンは17日昼、盛岡市で最低賃金の時給1500円以上への引き上げと全国一律最低賃金制度の確立を求める宣伝をしました。いわて労連の高橋基・副議長、福島県労連の野木茂雄議長、宮城県労連の鎌内秀穂事務局長らが署名を呼びかけました。
高橋氏らは、物価高騰が続くなか、岩手の最低賃金(時給854円)は東京と比較して218円も低く、月額12・8万円(月150時間)にしかならないと指摘。大幅引き上げを実現するために、国は中小企業に対する支援を抜本的に強化すべきだと訴えました。
署名をした22歳の女性=接客業=は「月15万円しかもらってない。実家を出て1人暮らしは厳しい」と話しました。41歳の女性は「全国チェーンの店で働いて地域で時給に差があるのは、おかしい」と語りました。
キャラバンは同日、岩手労働局に要請。県商工会議所連合会、県中小企業団体中央会、連合岩手を訪ね、懇談しました。