各界連が宣伝、インボイス中止せよ
消費税廃止岩手県各界連は25日、盛岡市で10月から実施されるインボイス(適格請求書)制度の中止と、消費税の5%減税を求める宣伝に取り組みました。各弁士がリレートークで署名への協力を呼びかけました。
岩商連の関沢淨会長は、インボイスが実施されれば、小規模事業者やフリーランスの税負担と事務負担が激増すると指摘。国会に提出された36万人余の反対署名を無視し、実施を強行するのは許されないと訴えました。
日本共産党の吉田恭子衆院東北比例予定候補は「大企業や富裕層を優遇する不公平税制を正せば、消費税減税の財源を確保できます」と強調。岸田政権の大軍拡を阻止し、国民の暮らしに予算を回させようと力を込めました。
ペンを執った居酒屋店主の男性(47)は「インボイスを登録したが、今後の経営がどうなるのか不安だ。事務作業も面倒になる」と語りました。年金生活者の女性(73)は「物価高から暮らしを守るために食費を切り詰めている。政府は国民の実態をしっかり見て、消費税を5%に下げてほしい」と話していました。