太平洋戦争開始79年 戦禍二度と繰り返すな 母親連絡会が「赤紙」配布
岩手県母親大会連絡会(鈴木まき子会長)は盛岡市で、旧日本軍の召集令状を印刷した「赤紙」を配り、改憲初議に反対する全国緊急署名への協力を呼びかけました。
参加者らは、「軍国の母」として愛する息子を戦場へ送り出した歴史を繰り返さないと決意し、当時の服装でアピールしました。
マイクを握った鈴木氏らは、安倍政治を継承する菅政権は9条改憲論議を進め、「敵基地攻撃」保有論も主張していると批判。改憲論議ではなくコロナ対策の抜本的強化こそ必要で、憲法を生かした政治の実現を求めていこうと訴えました。
署名をした80歳の女性は「戦争でおじが亡くなり、私も防空壕に入ったことがある。こんな体験は二度とさせたくない」と話し、73歳の女性は「菅さんは良い人だと思っていたが、(安倍前首相と同じで)9条を変えたいということか」と語りました。